学長挨拶

学長 ピーター・ブロックソム
インターナショナルチャペル
 ミニストリーズ牧師
 
クリスチャンアカデミー卒業 1980年
アイダホ大学史学科卒業 1983年
京都大学大学院法学部国際政治学科
修士号取得 1987年
博士課程終了 1990年
 
 古代ローマの哲学者であったキケロ(Cicero)は、リベラルアーツ教育* を受けていない人は、自分の考えで人生を送るのではなく、他人の考えやその判断に基づいた人生を送っているにすぎないと唱えました。そのような人は、自分自身で判断することが難しく、他人の判断力を頼りに生きていかなければなりません。

 KIU が目標としていることは、学生に幅広い教育と専門知識を提供し、マニュアル通りではなく、自分で考えて物事の本質を見抜き、論理的な判断ができる人を育成することです。また、創造力、挑戦する勇気、思慮深い判断力、リーダーシップといった能力を育むことを重要視しています。

 学生は、講義やプレゼンテーション、教授や他の学生との語らいを通して、まず自分で考え、「何故」という疑問を抱くように促されます。様々な概念や思想を鵜呑みにするのではなく、学生自身が判断する姿勢を身に付け、彼らの好奇心が常に奮い立たされるように、授業が行われるのです。

 KIU は「アメリカ人」や「脱日本人」をつくることを目的とはしていません。アメリカについての知識や英語力だけを身に付けても、自らの国民意識を持たなければ、日本だけでなく他国の社会でも受け入れられない存在となってしまうことでしょう。その為KIU では、日本人の学生がまず自分自身のことを知り、日本の言語や文化、政治や歴史を十分に理解するという、「真の国際人」となる第一歩を踏めるよう育成することに努めています。西洋の文化や概念、システムなどをそのまま受け入れるだけなら、それはキケロが言ったように他人の考えに従うだけの生き方をすることになってしまうからです。

単に専門知識を得るだけでなく、生きること、考えること、そして自分自身を理解することを学ぶ教育、それがKIUの教育です。

京都インターナショナルユニバーシティー
学長 ピーター・ブロックソム

※リベラルアーツ: 大学における教養課程。広く人間として要求される教育。また、専門的教養の基礎としての広い教養。

 

 
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